米国認定音楽療法士の佐藤由美子さんのご本 「ラスト・ソング」。


ラスト・ソング (一般書)
佐藤 由美子
ポプラ社
2014-12-02

 

わたしがこのご本を購入したのは12月6日、読んだのは今年の1月11日でした。そしてこの記事を書いているのは5月半ば。

なぜ、こんなにも時間がかかってしまったのか。それは、このご本はわたしにとって、簡単に感想を書けるものではなく、この記事を書くことは、わたしにとって決意の表明にもなるからです。長い文章になりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。


<もくじ>
 

  • 佐藤由美子さんとの出会い
  • 「ホスピス」ってなんだろう
  • わたしがこれからすること
  • まとめ


<佐藤由美子さんとの出会い> 

2014年12月の初め頃だと思います。
Facebookを眺めていると、フォローしている「ハフポスト」 のFacebookページの投稿で「グリーフ」という言葉を見つけました。


「グリーフ」

皆さんは、聞き慣れない言葉かも知れませんね。



グリーフは日本語では「悲嘆」と訳されます。広義では、【日常と異なる状態が起きたときの感情】です。そのように考えると、わたしたちは日々、グリーフとともに生きていることになります。(詳しくは上記リンク先の佐藤さんの記事を読んでいただきたいです^^)

このグリーフは動物医療にも起こりえます。日常の診察から、急な病気、ターミナルと呼ばれる終末期の状態、そしてその動物の死後にいたるまで、あらゆるタイミングでグリーフは起こります。
動物医療の場合は、人間とまた違った複雑さがあります。それは、

【動物自身が「どうしたいか」を話すことができないこと】

です。つまり、

【動物と一緒に暮らしている飼主さんが、最終的な決定をしてゆかなくてはならない】

のです。さらに動物の場合、安楽死が認められています。この決定も、飼主さんが行うことになります。ターミナルの動物と暮らす飼主さんの精神的負担は、想像以上のものです。
わたし自身も、自分が暮らしていたうさぎでターミナルを体験をし、安楽死を選択するか悩んだことがありました。(結局、わたしの場合は安楽死は選択しませんでした)

動物医療グリーフケアセミナーに参加したり、動物医療において、関わる人全てに「グリーフケア」が必要だと思っているわたしが、佐藤さんに惹かれるのは必然だったのだと思います。
そのまま佐藤さんとTwitterを通じて声をかけさせていただきました。佐藤さんはとても優しい方です^^


この後、佐藤さんのご著書を購入したものの、すぐに読むことができませんでした。このご本を読むことは、わたしにとっては覚悟が必要でした。その覚悟か決まるまで、無理をしないで「覚悟する自分」を待っていました。


<「ホスピス」ってなんだろう>


ここで、ちょっとお時間を頂戴しますね。「ホスピス」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?







わたしは、「ガン」「末期」「死」「モルヒネ」「尊厳死」を思い浮かべました。
 
末期ガンなどにより、死期が近づいた患者さんの苦痛をやわらべるためのケアを行う施設ーーーこれが、多くの人がイメージするホスピスかもしれません。
佐藤さんのご本にはこのように書かれています。わたしにとっても、ホスピス=「死を意味する場所」でした。

しかし、ホスピスは単なる場所ではありません。ホスピスとは末期の患者さんやそのご家族のために行われるケアそのものを指すのです。

">その目的は、患者さんがやすらかに、尊厳を持って最期のときを過ごせるよう、医療だけではなく心のケアを提供することにあります。

病気を治すことを英語で「Cure」(キュア)と言いますが、ホスピスの基本は相手を思いやってお世話をする「Care」(ケア)にあるのです。
ホスピスの焦点は、あくまで「死ぬこと」ではなく「生きること」です。ホスピスでは死を医療の失敗とは考えません。なぜなら、死は誰もがいつか必ず経験する過程なのですから。そういう意味で、人の死を助けることと、赤ちゃんの出産を助けることはよく似ています。

「残された時間をどれだけ有意義に過ごせるか」

ホスピスの患者さん、そしてご家族にとってそれがいちがん大切なことでしょう。考えてみればこれは、私たちが生きているかぎりすべての人にとって重要なことなのではないでしょうか。

この文章は、全て「Introduction」つまり、「はじめに」からの引用です。わたしはこの最初の18行(実際の本では)を読んだだけで体が震えてしまって、震えを押さえることに必死でした。ドキドキしまい、平常心に戻るまで時間がかかりました。

そのくらいの、衝撃を受けました。

佐藤さんは、どれだけの方の死を、見てこられたんだろう。


<わたしがこれからすること>

佐藤さんのご著書「ラスト・ソング」を読んで、ホスピスのイメージがガラッと変わりました。同時に、

【動物のホスピスを創りたい】

できるかできないかは置いて、そう、強く思いました。
佐藤さんには、アメリカでペットホスピスを運営されているご友人がいらっしゃるとのこと。今年中にわたしはその方にお目にかかりにアメリカへ行きます!!

そして、ペットホスピスを現実のものとするために、「TOKYO STARTUP GATEWAY 2015」に挑戦します。応援していただけると、嬉しいです。

(2015年7月13日現在、アメリカへのペットホスピスへの訪問は、タイミングが合わず延期となりました。 「TOKYO STARTUP GATEWAY 2015」は挑戦いたしましたが、残念ながら通過ならずでした。応援してくださったみなさま、ありがとうございました!)


<まとめ>

佐藤由美子さんのご本「ラスト・ソング」。ひとことで内容を表すと、「死」について書かれた本です。ですが、全ての行間から優しさが溢れています。ご興味あれば是非、読んでみてくださいね^^
そして、このご本に出会ったことで、自分がすべきことが明確になりました。佐藤さん、ありがとうございました!!

ラスト・ソング (一般書)
佐藤 由美子
ポプラ社
2014-12-02




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